ペットボトルが登場してからは、その軽く割れにくいといった特性が好まれ一気に普及していったと言われています。ところが、ワインのような香りを楽しみ昔からの由緒あるブランドイメージといった高級感に浸るようなものには、なかなか抵抗があって採用には至りませんでした。それが、ハイバリアー化への研究努力や印刷技術といった製造技術など相まって、ようやくペットボトルのワインが流通するようになってきたのは、つい最近のことと言っていいかもしれません。このように、ペットボトルは素材の改良と蒸着やコーティング技術の導入で、徐々に課題が解決されていき、いまではワインのほか、清酒や各種調味料といった幅広い食材に使われるようになってきました。