低速引張りは、高温のシール強さの予想だけでなく、常圧含気ボイルといったもののように、袋の内圧が長時間かかる場合に、必要な測定項目となります。チャックでのすべりなどによって、なかなかきれいなデータを得ることが困難とされています。基材およびラミネートフィルムの破断強さおよびシール強さの温度依存性というのがあります。同じ条件で基材よりラミネートフィルムの方が小さい場合があったりします。そういったところは測定ミスがあったとも思われるのです。シール強さの引張速度の依存性といったことについては、15μm二軸延伸ナイロンフィルムと40μmCPPのドライラミネートフィルムのボイル直後のシール強さの引張速度依存性といったものもあります。状態でのシール強さの引張り早さ依存性といった文献データもあるので参照しましょう。