ペットボトルの弱点と言われていたのが、酸素をはじめ香り成分などのガスの遮断という食品包装に欠かせないガスバリアー性が他のガラス瓶や金属缶と比較して劣ることでした。そのために、活用分野も限定的となりペットボトルが有する軽くて割れにくいという優れた特性を広く活用させる足かせとなっていました。それが、何とかこのガスバリアー性を向上させる取り組みが功を奏し、それまでの特性を大きく凌ぐ改良に成功したのがハイバリアー化されたペットボトルです。このペットボトルを使うことにより、いままで難しいとされていたワインのペットボトル化にも現実のものとして流通するようになってきています。しかも、ワインというと味覚とともに視覚のうえでも、伝統を示す意味でガラス瓶のような透明性の要求も満足されるペットボトルも製造され、瞬く間に市場に出回るようになったのはほんの少し前です。